ここから本文です。
2020.07.09
地域建設業は”横のつながり”もあるんです
この度の大雨災害では日本各地で大変な被害が起きています。現地の皆様、関係者の皆様にお見舞い申し上げます。
学生のみなさんも連日ニュースサイトなどで画像・動画を見られたかもしれません。
こうした災害が起きたとき、生命に危険な状態が去るとすぐに動き出すのが建設業です。
被災地支援では自衛隊の大がかりな救助の様子がよくメディアに取り上げられますが、その自衛隊が通る道を確保するのが地元の建設業。報道カメラが入ってくる前の出来事なのであまり広く知られていませんが、このことは地域建設業関係者の小さな誇りでもあります。
また地域に密着している地域建設業は、都道府県の垣根を超えればライバル関係ではなくなりますので、フラットな立場で情報交換をする団体を立ち上げていることがあります。その一つが「地域建設業未来研究会」(略称CCA)。奈良県に拠点を置く中村建設株式会社が中心となり、全国各地の地域建設業が加盟しています。当社もメンバーです。
そのCCAから、7月8日に熊本県人吉市の会員建設会社経由で支援物資を発送しました。写真は出発の様子です。
普段、現場作業所で仕事をしているときにはあまり意識することはありませんが、地域で生き、地域を生かす地域建設業には、実は”横のつながり”もあるのです。
2020年7月9日 建設通信新聞